
母親から「野良猫軍団集会参加」の話を聞き…。
昔から犬派でございまして。猫と同じ部屋にいるとすぐに鼻ムズムズ、涙ボロボロ…。猫とは一生縁がないと思っていたんですよね。誰がどう見ても「猫アレルギー」は決定的なのですが、愛犬を迎え入れる際、血液検査でアレルギーを調べたんですよ。結果は…あっ、こんばんは。プラスニド上山です。
結果は「犬アレルギー陽性」、「猫アレルギー陰性」…どないやねん!おい!血液、嘘ついてないかい!?
というわけで(どういうわけ?)今日は猫のお話を。僕が動物好きなのは母親の影響なのですが、いま、実家には猫が5匹います。猫を飼っておられる方多いですよね。
10年以上前になりますか。実家に帰ったらそれまで居なかった猫がおるわけですよ。当時猫アレルギーやって言うてるのに。家の周りをコンビでうろついていたようで、ちょっと残ったご飯をあげたりしているうちに気付けば迎え入れてあげていたとのこと。
案の定、帰ったその日はもう涙涙ですよ。今年、阪神が優勝してもここまで涙出ないってくらい出るわけです。アレジオン、ガブ飲みする勢いでした笑
しかし、僕が耐性を持ったのか、実家に帰るたびに涙が出なくなってきたんですよ。(まぁ結果的に猫アレルギーではなかったわけですから…)
この10年の間に気づけばもう1匹増えて2匹に。そして1匹は天使となり、家には1匹となったのですが…また近所をうろつく外猫に惚れられ(惚れて)…「それなら迎え入れあげたら?」と。また2匹に。
母親は実家で一人暮らしのため、猫相手に会話するわけです…大阪人なのでずっと喋ってますわ。ボケ防止にも一役買ってくれているなと猫には感謝しております。
毎日、母親の安否確認のために朝と夕方にラインをしてもらうのですが、ラインの内容を見るに、ここ数年前より「近所の野良猫軍団の集会」に母親が参加していることが判明したんですよ。
わざわざフードを買って、ペットボトルの下を切ってお皿にして入れて、野良猫たちに振る舞っているわけです。近所で猫嫌いな方もいるので程々にと言っておりますので、これまでトラブルになったことはありません。
そして猫たちと仲良くなったら野良猫たちは全く逃げなくなるわけで、懐くわけですよ。そこで「猫のボランティア活動をしているおばちゃん」の登場。ささっと捕まえて去勢したり、避妊手術をします。いわゆる保護猫活動ですね。
ボランティアさんと提携している獣医さんがいらっしゃって、その手術を無償で行ってくれるんです。それを聞いた時、とんでもなく優しい方々が存在するんやなと感動したのを覚えています。
母親が毎日「野良猫の集会」に出席してご飯をあげるうちに、ある1匹に情が移ったらしく…毎日その子とのふれあいをラインしてくるわけです…。「飼ってええかな?」と言う裏メッセージを込めて。
そして昨年のちょうど今頃2月に「ほな飼ってあげたら?3匹目なんでほんまにこれが最後やで。みんな飼ってあげたいのは山々やけどな。」と許可をしました。「ララ」と名付けました。
ララは先住猫2匹とも仲が良く、一切喧嘩せずに過ごして一安心。……その矢先、深夜に母親から電話が…。深夜に電話があるなんて基本、ロクなことないじゃないですか…。恐る恐る電話に出ました。
「もしも…」もしもしと言う間も与えてくれず、耳元からは…「ララちゃんが無事に2匹の赤ちゃんを産んだで!」
…絶句ですよ笑 迎え入れた後の「健康診断」で医者は一切、「妊娠してる」って言うてなかったんですよ!どんだけヤブなんや…。1ヶ月でなんと5匹になり…てんやわんやの大騒ぎですよ。
5匹になっても毎日、「猫の集会の報告」がラインで届くのですが、やっぱり月に1度は「あの子が来なくなった」との内容になるんですね。特にこの寒い時期はどこかで凍えて亡くなる子も多いと思います。
電話で泣きながら「〇〇ちゃんが来なくなって辛い。」と。僕も聴いているだけでとても辛くなります。でもささやかではありますが毎日ご飯をあげて、できる限りのことはしてあげていると思うんです。これ以上のことはなかなか難しくて…。
僕も会社として、個人として、これまで8年間ほど毎月支援団体さんに寄付をしてきました。できることなら全ての猫、もちろん犬も助けてあげたいですが、やっぱりできることには限界があります。
そんな想いから、昨年寄付金付きのトートを企画した経緯へと繋がったわけです。もし近所にノラちゃんがいたら、ご飯をあげてください、とは言いません。何か話しかけてあげるだけでも喜ぶと思います。
もしよろしければずっと寄付を続けさせてもらっている杉本彩さん主宰の公益財団法人動物環境・福祉協会Evaさんのサイトも見てくださいね。
不幸なワンコニャンコが一人でも少なくなりますように。
今晩も母親からの「野良猫集会議事録」ラインを待つとします。